ラムちゃんヘッド、リメイク企画の第4弾、瞳デカールの代替品を自作してみた話の前編です。
フィギュア製作でも、高度なスキルを要求される為に難易度の高いアイペイントのハードルを下げるために、瞳デカール的な物を自作してみる事にしました。
生まれて初めてやってみる事なので、成功するか失敗するか今のところ全く判りません。
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眼の表現方法を模索
前回このラムちゃんヘッドをセミスクラッチで自作した際には、アイペイントのスキルどころか満足な用具すらない状態で眼を手書きしました。
ダイソーの絵の具がメインで、瞳の輪郭などは普通のボールペンを使用しています。
手近な物だけを駆使して製作するのが基本方針で、新たにアイペイント用の用具や塗料を買い足すつもりは毛頭なかったのでソレで済ませたのですが、今回は新たな方法を実験してみる事にしました。
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瞳デカール
新たな実験は、パソコンで描画した眼をプリントして貼り付けてみる作戦です。
瞳デカールはヤフオクで見掛けるので、今まで何度も入手して利用しようかと検討しましたが、デザインが現代の物で当方の望むラムちゃんの眼と異なる事と、値段が若干高めな点がネックで見送っていました。
パソコンで描画する案もありましたが、描画ソフトもプリンターも持っていないので思うような眼の描画すら出来ない状態でした。
プリンターを持っていないので、仮に描画が出来てもデカールに印刷する事は不能でした。
今回ググったら、ローソン各店に順次導入されている新型のマルチコピー機が、新たにシールプリント機能を備えたみたいなので、瞳デカールではなく瞳シールを作って貼ってみる事にしました。
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無料の描画ソフトをゲット
瞳シールの描画の為に探したのではなく、偶然タイミングよくメディバンペイントという描画ソフトを無料で入手する事が出来ました。
まず描画の手段は得られました。
出力のためのローソンのシールプリント機能付きの新型のマルチコピー機は、田舎に住んでいるので近隣ではかなり離れた場所に1軒のみ導入されている模様です。
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シールのデメリット
シールはデカールと異なり、厚みと硬さがあってデカールのように曲面へ追従しないと思われるので最終的に使用可能かは未知数ですが、試してみる価値は充分あると判断しました。
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メディバンペイントで眼を描画してみる。
当方はフォトショップやイラストレーター等のデザイン系のソフトは所持していないので、Windowsに標準でインストールされているペイントを駆使していましたが、ぶっちゃけペイントは非常に使いづらいです。
しかもペンタブやペンマウス、描画マウス等でなくただの標準のマウスなのも描きづらい一因です。
ペイントが余りに使いづらいので、イラストはmixiゲームの記憶スケッチというお絵描きゲームを転用していました。
メディバンペイントを導入してすぐにアニメ画のトレースをして操作方法を覚えましたが、ペイントと比較にならない程使いやすく、上手なイラストが描けます。
アニメ画のトレースを数枚描いてみて最低限の基本手な操作方法は判りました。
使いづらいWindowsのペイントや記憶スケッチを永い事使用していたので、ゼロからメディバンペイントを使い始めるより極度に早いペースで描画できるようになりました。
今までの使いづらいWindowsのペイントでの描画も、無駄ではありませんでした。
プリント後のサイズがチェック出来るようにスマホで定規の目盛りを添えたヘッドの画像を撮影し、ソレを下敷きにしてトレースするように眼をメディバンペイントで描画しました。
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プリンターを持っていない場合の対処法
当方はプリンターを持っていない上に購入する予定もありません。
それでも今はコンビニにマルチコピー機が設置されているので、不自由とは言え工夫すれば何とかなります。
シールプリント機能付きのマルチコピー機が近所に無いので、先に近くのファミリーマートで試しに普通紙に印刷してみました。
ファミリーマートのマルチコピー機の場合、画像データはJPEGしか読み込みしませんでした。
パソコンで描画して、USBメモリにデータをコピーして持ち出しています。
メディバンペイントからのデータ書き出しはPNGなので、マルチコピー機はデータを認識しませんでした。
WindowsのペイントでJPEGに変換しておいて、JPEGとPNGを用意しておきましたがJPEGのみ認識しました。
もしかしたらスマホ版のメディバンペイントで描画した場合は、何らかの手段でJPEGに変換する必要があり、スマホのみで完結させる場合は少々厄介なのかも知れません。
ファミリーマートのマルチコピー機は、原稿のサイズ調整は自動的に行われてしまいました。
なので最初にモノクロでプリントしたら、勝手にA4サイズに縮小されてしまい失敗しました。
原稿はあらかじめ規定のサイズにしておく必要がありました。
もしかしたら原稿が小さすぎると拡大されてプリントされたかも知れません。
サイズは同時にプリントさせた定規の目盛りを添えたヘッドの画像に、持参した定規を宛がってその場でチェックしました。
その辺や、色の微調整の融通が利かない点ではコンビニのマルチコピー機は自分のプリンターより面倒くさいです。
あらゆる状況を想定して複数のパターンの原稿を用意しておくか、ノートパソコンを持って行って失敗したらノートパソコンでデータを修正して再度プリントするようです。
普通紙カラーでB4サイズで出力したら100%でプリント出来ました。
帰宅して、プリントをカットしてヘッドに当ててみました。
使用出来ないことはないレベルの仕上がりです。
同時に描画しておいた六本木朱美用のアイペイント描画のサイズが若干小さかったので、そちらを修正した上で原稿を規定のサイズに編集し直して、いよいよローソンでシールプリントに臨みますww
今回はココまで。
自作瞳デカールに関連して、自作デカール用のシートを紹介します。
昔はコレとアルプスのマイクロドライプリンターの組み合わせで、白色印刷も可能でにじみもなく、最強の自作デカールが製作出来たので多用していました。
今のインクジェットプリンターには対応してません。

ウェーブ NEWクリアデカール (B5サイズ5枚入)
コレが代替のインクジェットプリンター対応のデカールなのかと思い込んでいました。
よく読んだら水張りデカールではなくシールのようです。

エーワン 自分で作るデカールシール 透明 1セット 81022
こちらがインクジェットプリンター対応のデカールのようです。
インクジェットプリンターは白色印刷が出来ないのが最大の難点です。

ハイキューパーツ 家庭用インクジェットプリンターデカール用紙 透明ベース A4サイズ (5枚入) プラモデル用デカール INKJ-T04CL
FAガール用の瞳デカールです。
今は1/12スケール相当の瞳デカールが主流のようです。

ホビージャパン フレームアームズ・ガール 瞳デカールセット014 フレズヴェルク用3 プラモデル用デカール FA014D
1/6の瞳デカールを探しましたが、コレしかありませんでした。
1/6のみではなく、1/12~1/6のアソートです。

サンコーマーク工業 レプトジーダ 水転写 瞳デカール1 10×14.2cm レプトジータ G-01