という事で、前回記したようにネタ切れ気味で苦し紛れの穴埋めネタなのですが、ご了承願いますw
- 砕かれた野望w
前回書きましたが、このブログの当初のもくろみでは、広告で得た収益で3Dプリンターを導入し、3Dモデリングで様々なヘッドを製作していく工程を連載記事にしていくつもりでした。
結論を述べると頓挫しましたw
言い訳をし始めればいくらでも出来ない理由は挙げられますが、最大の問題は「3Dモデリング」でした。
- 3Dプリンター導入以前に挫折
前の記事に戴いたコメントでも述べられていましたが、昨今3Dプリンターも素人がお試しで買ってみても買えなくないような低価格の製品も出回ってきています。
なので、現実には置き場の問題はあるものの、3Dプリンター自体は自腹で買って買えないレベルではなくなりました。
- データが無ければ加工出来ない
しかし、いくら3Dプリンター本体を持っていても、加工するモノのデータが無ければ何も作れませんw
それには3Dモデリング用のソフト(アプリ)を導入して、加工用の3Dデータを自作しなければなりません。
単に何かを加工したいだけなら、Web上にモデリング済の3Dデータはたくさん落ちているようですが、さすがにソレを拾ってきて1/6スケールにサイズ調整、ヘッド用に小加工して「自作しました」とは言えませんw
いきなり高価な3Dモデリング用のソフト(アプリ)は買えないので、3Dプリンター本体を買っても、結局満足に使えずに持て余す事のないように、試しに無料の3Dモデリング用のソフトをダウロードしてみました。
そして、まるでモデリング出来ない自分に直面して完全に自信を失いましたorz
- 何も活かせなかった旧いスキル
というのも、今まで一度もプラモデルを作った事のない人とか、一度もパソコンを触った事がない人がモデリング出来ないというのだったら分かりますが、実は模型製作も、3Dモデリングや加工データのプログラミングもそれなりに経験しているので、尚更モデリングが出来ないショックが大きいのですw
- まるで役に立たない過去の栄光w
実は余りにも模型が好き過ぎて、約20年前に展示施設などの模型を製作する工房に入って、仕事で模型を作っていました。
なので、今まで一度もプラモデルを作った事のない人よりはマシな筈でしたw
この時、プレゼン用に独学で、当時のアドビのフォトショップとイラストレーターをある程度使えるようにして、3DCG描画用ソフト(アプリ)のシェード(今のShade3D)も自腹で導入して、仕事で役立てていました。
それ以前も内装の設計だったので、のちにベクターワークスとなるMiniCadで2次元CADも使用しており、2次元CAD+イラレで線図を起こしてシェードで3DCG化して、レンダリングをフォトショで加工したりという事を自己流で構築したりしていました。
その後は機械加工の工場でマシニングセンターで金属の切削加工をしていたので、機械加工用のGコードでのプログラミングも独学の自己流で実践していて、末期には3DのCADCAMで切削データもプログラミングして、そのデータで実際に切削加工もしていたので、一度もパソコンを触った事がない人でもありませんw
もう時効だろうとの判断で晒しますが、木工用のマシニングセンターで、3DのCADCAMで起こした3Dモデリングのデータを使って、ケミカルウッドやナチュラルのABS樹脂を切削しています。
当方ではなく先輩がww
- 機械の部品と彫刻の違い
機械加工で切削していた金属は、何千・何万というロットの大量生産品ではなく、単品から数百という少量の金属の部品だったので、加工する物は、直線とアールと穴やネジ山を切った穴で構成されていて、極力切削加工しやすい形状で設計されており、色々な部品を組み合わせて使う物なので、仕上がった際の長さや幅、厚みや穴の位置の許容差が+-0.03ミリ以内とか、差し込む物と差し込まれる物のクリアランスが0~-0.03ミリ以内といった精度は要求されたりもしました。
しかしフィギュアのヘッドのように、切りのいい数値ではない微妙な起伏を3Dデータ化して削り出すといったものではありませんでした。
なので図面通りに加工するスキルは要求されても、数値化できないような微妙な起伏をデータ化する技術は身に付きませんでした。
3DCG描画用ソフト(アプリ)のシェードも、2DCADやイラストレーターで線図を引いてから立体化していたので、人の顔のような微妙な起伏の3DCGではありませんでした。
- 中途半端に知識があるほうが大きくなる敗北感
このように、それなりの知識があるつもりだったので、多少いじっている内に憶えられるだろうと甘く見ていた3Dモデリング用のソフト(アプリ)が、まるで手も足も出なかった時の敗北感は非常に激しく、自尊心は見事に打ち砕かれて一気にモチベーションは萎えてしまいました。
そしてデジタルお絵描きに逃避する事で、辛うじて自己肯定感を保っていますw
という事で、完膚なきまでに打ちのめされた3Dプリンターへの思いは封印してしまいました。
現状は
- デジタルお絵描きと1/6シームレスフィギュア
- デジタルお絵描きとるーみっくアニメ
といった企画を思案中なので、しばらくお待ち下さいw
2万円しない3Dプリンターは驚きですw
実際には加工範囲も狭そうですし、可動部分の剛性不足によるブレや耐久性も気になりますが、いきなり高級機を買って何も自作でモデリング出来ずに、結局使わずに持て余すのなら、お試しで買って拾ったデータを加工して、3Dプリンターを知るのには良さそうです。

【TRONXY】 XY-2 PRO 3Dプリンター 本体 日本語マニュアル Prusa I3構造 3D Printer 印刷サイズ255*255*260mm 操作簡易 初心者/学校/家庭用 フィラメント検出器/自動レベリング/停電後印刷再開/PLA ABS PETG等
こちらもギリギリ3万円を切っています。
こちらはフィラメントでプリントしていくタイプではなく、光造形でレジン液を固めていくタイプです。

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