☆☆うる星ラムちゃん☆☆ TBリーグ シームレスフィギュア化計画!

このブログは、うる星やつらのヒロイン ラムちゃんを、TBリーグ(旧ファイセン)のシームレス素体を用いて1/6スケールアクションフィギュア化してみようという企画です。

ポロリ脱落するシームレスフィギュアの手足パーツが、外れにくくなるかも知れない裏技

 

取れやすくなってしまったシームレス素体の、ハンドパーツ・フットパーツが外れにくくなるかも知れない方法を色々実験してみました。

fujiko

  •  かなり外れにくくなりましたが・・・。

以前、TBリーグ、シームレスフィギュアの劣化についての記事の中で、外れにくくなるかも知れない方法を記事化しますと述べていた物を書きました。

 

結論を先に言うと、完治はしませんでした。

但し色々試した中には、かなり外れにくくなったモノもありました。

結局一巡して、今は全て除去して素の状態に戻しています。

 

 当方は所持していないので実際は知りませんが、どちらかと言うとメガミデバイスやフレームアームガール、オビツ等の関節可動人形向けの対策に向いているのでは?と感じました。

 

ケースバイケースで合った方法を採用してみたら良いと思います。

 

試したのは

  • リキテックスパーマネントマットバーニッシュの代用で、布用接着剤&水性ニス

  • UVレジン

  • ホットボンド

です。

 

当方の場合、峰不二子に使用しているJIAOUのシームレス素体の左手のハンドパーツが、ちょっとした弾みにポロポロ取れてしまって、結構イライラしていましたw

 

当初はハンドパーツを指で強く押して球体の収まる凹部分を変形させて、Ωの口の部分の緩みを減らして装着しましたが、しばらく経つと弾力で元に戻ってポロリw

 

次にダイソーのUVレジンを球体側に薄く塗って硬化させ、球体を微妙に大きくしてハンドパーツとのクリアランスを減らそうとしましたが、まんべんなく塗布できなくて一定の位置でポロリorz

 

そんな時、YouTubeで動画を見つけました。ヲタファ/wotafaという方で、シームレス素体ではないのですが、緩んだボールジョイント部分をきつくさせています。

 

動画ではリキテックスのパーマネントマットバーニッシュという画材を使用しています。
リキテックスとは水性アクリル絵の具の事で、絵画の世界ではメジャーなブランドです。
パーマネントマットバーニッシュは描いたアクリル画の上に塗って、表面をコートする製品のようです。

 

当方は手元にパーマネントマットバーニッシュが無かったので、ダイソーの布用接着剤(速乾性でないほう)を使用してみました。この記事を書くためにググったら、ダイソーの水性ニスが最も近似した物のようです。

 

動画のように、球体側に塗布してハンドパーツをグルグル回し、薬液を行き渡らせてから放置しました。
放置後ハンドパーツを動かしてみましたが、症状はかなり改善されました。但し完全ではないので、力が強く掛かると外れてしまいますが・・・・。

 

 

パーマネントマットバーニッシュや水性ニスの成分は判りませんが(アサヒペンの水性水性ニスがアクリルエマルション樹脂塗料と判明しました。)、水溶性で硬化後はほぼ水に溶けない性質から、木工用ボンドの系統の成分ではないか?との想定から、(木工用ボンドは酢酸ビニルエマルジョンだった。)木工用ボンドに近い布用接着剤をパーマネントマットバーニッシュの代用として使用してみました。

 

その後、100円ショップのセリアで水性ニスを入手したので、ハンドパーツを一旦外して、硬化した布用接着剤を剥がして、今度は水性ニスで試してみました。

niss

結果は全然ダメ(><)

 

布用接着剤を剥がした際に、一緒にダイソーのUVレジンも剥がしたのが敗因でした。

水性ニスは布用接着剤より粘性が低く液状で、塗膜が薄すぎて凹凸のクリアランスを埋める事が出来ませんでした。


再び球体にUVレジンを塗布して紫外線LEDで硬化させ、セリアの水性ニスを微量注入しました。

uv_resin

ジョイント部分は程よい渋さでハンドパーツを保持し、ポロポロ外れる事はなくなりました。が、執拗に動かしているとやはり外れてしまいます。

 

UVレジンで球体を太らせて、ハンドパーツの凹部分とのクリアランスを減らす事で、水性ニスの効果が出たようです。

 

元のユルさ加減によっては、UVレジン等でクリアランス調整の必要もありますが、ハンドパーツやフットパーツがポロポロ取れてしまう場合試してみるのも良いかも知れません。

 

しかしその後再びユルくなってしまいました。ハンドパーツ側凹部のΩ状の穴の入口が大きくなってしまったようです。

 

その後、ハンドパーツを装着した後に手首(ハンドパーツ)を極力曲げて隙間を作り、隙間から少量のホットボンドを二方向から流し込んで、広がってしまったハンドパーツジョイントΩ部の入口を狭める抜け止めにしました。

 

但し、手を強く曲げるとハンドパーツが外れそうですし、ハンドパーツを差替えようとして取外した場合は、再びホットボンドを除去して再施工する必要がありそうです。

 

ポーズが固定で展示するのであればホットボンドでもOKかも知れませんが、頻繁に素体に触れる当方にはあまり向かない施術でした。

 

結局全て除去してデフォルトの状態に戻しました。

 

結果だけ見ればムダな作業でしたが、色々と実際に試して検証する事で今後に生かせるデータが得られたと思います。