今回は、縫製のスキルゼロの当方が、100均のフェイクレザーでシームレス素体のコスを作ってみた話です。
縫製が苦手でずっと避けてきた当方ですが、遂に縫製に手を出してしまいました。
縫製のスキルは皆無の為に辛うじてカタチになった程度の酷い出来なので、縫製の手順やノウハウ的な物は一切ありません。
今回はダイジェスト版で、もしかしたら一部は個別に紹介するかも知れません。
- フェイクレザーを縫うきっかけ、発端
少し前の記事で、縫製しないでシームレス素体用の衣装をつくる実験をしました。
その際ポリ袋で作ったコスチュームが意外と気に入って、もう少しキチンとした物が作りたくなりました。
100均で前作より厚手のポリ袋やビニール袋を探しましたが、厚みがイマイチ薄かったり厚くても硬さが硬過ぎたりで納得できる物が見つからず、試しにフェイクレザーを買ってみました。
当方のイメージとしては、白のレザーかエナメルでパンパンに張っているタイトな感じが出したかったのですが、最初に行ったダイソーには白いフェイクレザーは売っておらず、濃色系のセットを購入しました。
- フェイクレザーのメリット
布よりも厚くて縫いづらそうなフェイクレザーを選ぶのには理由がありました。
布の場合、カットした端部は折り返して縫わないと端からどんどんほつれてカット面がボサボサになってしまいます。
フェイクレザーは切ったままでもほつれてこないので、縫うのが苦手で縫う場所を最小限に抑えたい当方としてはフェイクレザーのほうが扱いやすかったからです。
- ダイソーとセリアのフェイクレザーの違い
ダイソー
ダイソーのフェイクレザーは20x20センチの5色セットで
- ベーシック系:濃色系5枚セット
- ナチュラル系:淡色系5枚セット
の2通りが出ているようですが、3店舗巡ったものの欲しかった淡色系セットの「ナチュラル系」は見つけられませんでした。
どうもフェイクレザーの売れ行きが芳しくないらしく、羊毛フェルト推しな印象を受けました。
セリア
- セリアは30x20センチ1枚の単品販売でした。
白っぽいベージュのフェイクレザーは在りましたが、生地が1/6コス用にするにはやや厚手で、表面のシボ柄も大柄でイメージに合わなかったのでパスしました。
シルバーメタリック色はシボ柄が細かく生地も薄手だったので、こちらを購入しました。
帰宅してググって、メタリック系は
- シルバーメタリック
- シャンパンゴールド
- シャンパンピンク
があると知りました。
セリアのメタリック系のフェイクレザーは、ダイソーやセリアの普通のフェイクレザーよりやや薄手で、しかもかなり伸縮性があるのでレザークラフト的には不向きかも知れませんが、1/6ドールのコスチュームには最適でした。
この材質で白が欲しかったです。
他にトライアルというディスカウントスーパーの100均コーナーでもフェイクレザーの5枚入りセットを買いましたが、こちらは色も厚みもランダムで5枚中2枚はまるで1/6ドールのコスチュームには使えない物でした。
- ダイジェスト
今回はザッと紹介するのみとします。
- 濃茶色スカート
とりあえず作ってみましたが、ダイソーのフェイクレザーはやや厚手でパンパンに張った感はあまりせず、カタチ(シルエット)もイマイチで、端部を折り返して縫わないので裾の見栄えもリアル感に欠けてしまいました。
試しに下端を折り返して接着してみましたが、端部がガタガタで分厚くなっただけなのでそれ以上手は加えませんでした。
見栄えを何とかする為に、ベルトも作ってみましたが濃茶のスカートに濃茶のベルトでは全く目立たなかったので、ベルトはアニー風コスに転用しました。
- 赤スカート
峰不二子用に、赤い超マイクロミニを作ってみましたがイマイチで、短か過ぎるので上端に帯状のピースを縫い付けて丈を延長しましたがやはりイマイチです。
型紙から作るスキルなどはないので、短冊状に切ったフェイクレザーをシームレス素体に巻きつけて、ヒップ周りとウエスト周りの長さの差は、ウエスト側の生地が余ってたるんだ分を左右両サイドでつまんで詰めて縫い付けてしまうという荒業で対処しています。
- 銀レザーコス
白いポリ袋で作って気に入っていた物を、フェイクレザーで作り直してみました。
セリアのメタリック系フェイクレザーは、やや薄手で伸縮性があるので1/6ドール衣装に適しています。
C級D級のSF戦隊モノ的なチープ感が気に入りましたが、やはり白が希望でした。
- ボンテージ風コルセット?ビスチェ?
前述のC級D級SF風コスチュームのスカートを作ってみたものの製作途中で気に入らず、素体に当てがって試行錯誤していた際にアイデアが閃いてこちらに転用して作りました。
スカートとして作った物を胴体に巻き、以前作ったフリルテープのスカートとバストのカップ部分を作って縫い付けました。
シルバーメタリックのレザーとゴスロリ風のフリルレースの異質な組み合わせがシュールです。
このフェイクレザーを縫った事で、これまでずっと避けていた縫製に手を付けられたので、この後別の生地も縫ってみる事になりました。
- まとめ
確かに何でも最初からいきなり上手く出来る訳はなく、初めは失敗したり酷い出来なのは当然ですね。
望む結果とは程遠い出来にしかならないのが苦痛でずっと避けていた裁縫ですが、初めは出来の良し悪しは考えずに、挫折しにくい簡単な物を完成させるトコロから少しづつ始めるという基本をつくづく思い知らされました。
とりあえず出来は酷くても何とか縫うだけは縫えるようになったので、今までサイズが合わなくて着せられなかった衣装に布を継ぎ足すの改造などの可能性を広げる事が出来ました。
Amazon・楽天でフェイクレザーを探しましたが、厚みが0.7~1.1ミリと、薄手と表記してあってもダイソーやセリアのフェイクレザーよりは厚いみたいなので、掲載は控えました。
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