今回は、モデラー用工具・材料なしで1/6TBリーグ用ヘッドを改造する話です。
-
首の骨折が発端w
今回製作?した1/6TBリーグシームレス素体用ヘッドは、フルスクラッチではなくマーミットのソフビフィギュア、カンフー・ラムの改造品です。
そもそものきっかけは、以前から欲しかったマーミットのカンフー・ラムをようやく入手して、家に届いて開封した直後に経年劣化で硬化・脆くなっていた首のジョイント部分を折ってしまった事です。
幸いその直後にもう一体マーミットのカンフー・ラムを入手する事が出来たので、ジョイント部分を折ってしまったほうを改造する事にしました。
カンフー・ラムのコスチュームとヘアスタイルは、原作漫画の23巻「勇気ある決闘:全編/後編」の姿をかなり忠実に再現しているようで、ヘアスタイルはロングヘアをお団子二つに束ねてもみあげ?部分がありません。
当初はこのヘアスタイルを加工して通常のロングヘアに直す予定でしたが、お団子部分の切除が面倒な為に、お団子二つでもみあげ?部分があってロングヘアの、らんま1/2のシャンプーに近いヘアスタイルにする事に決めました。
-
まともな材料も工具も塗料も作業場所もないorz
かつては鉄道模型やクルマの輸入プラモにハマり、その後は一時期博物館や展示施設の展示模型やCM・TV番組の小道具等を造る工房で働いていた程の模型好きだったのですが、プラモ製作時代の工具や塗料・材料は実家に置いたまま全て破棄してしまい、長らく模型作りは封印していたので、まともな材料も工具も一切所持しておらず、作業場所もありませんw また今後模型作りに復帰する気もないので材料も工具も改めて買い直す気もなく、ダイソーで入手できる材料と工具のみで簡単に工作する事にしました。
結局ダイソーの樹脂粘土で、ロングヘアともみあげ?部分を造っただけですw
もみあげ?部分はダイソーの2mmのアルミ針金を芯にして樹脂粘土を巻き付けてヘッドに差し込んだだけ。
個人的な好みで、前髪のボリュームアップをしています。
特に近年のプライズ品フィギュアは、そもそも前髪にボリューム感のあるヘアスタイルが流行っていないのに加えて、前髪にボリュームを出してしまうと飾った際に前髪で顔に影が出来てしまうので、意図的に前髪の張り出しを調整しているように思えます。
当方は、きまぐれオレンジロードの鮎川まどかレベルの前髪のボリュームが好みなので、当方のラムちゃんは全て前髪のボリュームアップをしていますww
ダイソーの樹脂粘土は、手軽に工作出来て安価で便利なのですが、万能ではありません。今回のような使い方では最適とは言えません。
ダイソーの樹脂粘土の難点は
- 乾燥後かなり縮む。
- 接着性は薄い。
- 切削性に劣る。
の3点です。
造形後乾燥してかなり縮む上に他の素材との接着性が薄いので、ソフビのヘッドにダイソーの樹脂粘土を盛り付けても、縮んでフィットしなくなる上に接着性が薄く剥がれてしまいます。
このシャンプー風ラムちゃんヘッドも、ダイソーの樹脂粘土での造形部分が乾燥後にポロッと取れてしまったので、接着剤で貼り付けています。また、お団子と接する境界線部分は収縮のせいで形状が合わなくなり、隙間が出来ています。
他の素材と複合させずにダイソーの樹脂粘土のみの造形で完結させるのが最適な使用方法のようです。
また、スカルピー等でフィギュアをフルスクラッチで製作されている方々の技法だと、スカルピーのみで完全にカタチを決めてしまう技法のようで、当方がクルマのプラモ等で旧来行っていた、エポキシパテで大まかに造形した物をヤスリ等で削って形状を詰めて行き、ポリパテで凸凹を均して薄付けパテやサフェーサーで仕上げる方法とは異なるようでした。
ダイソーの樹脂粘土は、乾燥後の切削性がエポキシパテやポリパテと比べると圧倒的に劣るので、後から削って仕上げるのではなくスカルピーでの造形のように完全にカタチを決めてしまう技法に向いているようです。
という事で、本来は細部を修正して凸凹を均し、最終的に塗装仕上げまでするトコロをいっさい省略しています。
ヘッドとシームレス素体の肌色の差も、塗料もエアブラシもなく、もう一体のラムちゃんでダイソーのアクリル絵の具の筆塗で失敗しているのでそのまま。
絵師でいうトコロのラフ画状態w
ポリパテもサフェーサーも塗料もエアブラシもなく今後導入する気も無しw 販売したり展示したりコンテストに出す気もないのでコレで完成ですww
次回、六本木朱美にチャレンジしたのですが・・・・orz
Amazon.co.jpアソシエイト
※追記:ダイソーの樹脂粘土、購入後ジップロックで保管しないと未開封でもそのまま硬化してしまうので要注意!