今回は以前紹介したマーミット・スーパーエクセレントシリーズ、うる星やつら・しのぶの、いたんだセーラー服を修復してみた話です。
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初めて染めQを使ってみた。
やっとの思いで入手したマーミットのうる星やつらキャラシリーズ・しのぶでしたが、想像以上のセーラー服の状態の悪さにショックを隠せませんでしたorz
汚れやカビが酷くてそのままでは出品できないので洗浄したら、シミと色あせでまだらになってしまった物と思われます。
事前に明記されていて画像も添付されていたので、承知の上での購入ですがそれでも萎えましたｗｗ
げんなりして心が折れましたが、次の瞬間ひらめきましたｗ
どうせこんなコンディションだったら、もうこれ以上悪くなる事もないので塗ってしまおうと・・・。
という事で、相当前から気になっていた染めQを使用してみる事にしました。
染料で染め直してしまうという方法もあるのですが、染色は未経験で工程も仕上がりもイメージ出来ず、染料に浸して染める為、のりか何かで保護しないとセーラー服の白線まで染めてしまう問題があった為にリスクが大きすぎるので止めました。
染めQの評判は昔から知っており、プラモデルで馴染みのあるスプレー塗装なので手軽で工程も読めるので、コチラを採用しました。
以前はホームセンターで扱っていたようなのですが、さすがに認知度も低く一般の需要と微妙にピントのズレた商品なので、当方の住む、地方のホームセンターで扱っている気がせず、試しにカインズに行って聞いてみましたが、やはり以前は扱っていたが今はないとの事でした。
結局通販で購入したので4日くらいかかってしまいました。本体自体はホームセンター価格より激安のようですが、送料が掛かるのでトータルでは若干高めとなってしまいました。
スプレーの容量は264mlと70mlが有ります。ドールの衣装なので70mlで充分だろうと70mlを購入しましたが、3～5回重ね塗りしなければならないので結構な量を使用しました。
それなりに見栄えが改善すればOKという感じでざっくり塗ったので、70ml目一杯は使用しませんでしたが、完璧を目指す人や、濃色の上に黄色や白・赤などを塗ろうとする人（メーカーでは下地に白やベースコートを塗る事を推奨している。）、スプレー塗装に不慣れな人は70mlで塗り切れるか微妙なトコロです。
元の状態です。洗濯洗剤で漬け置き洗いをして乾燥させました。色落ちだけでなく、濃いシミも斑点になっています。
セーラー服の白線は残すのでマスキングします。白線の際ギリギリまで塗装するつもりはなかったので大雑把なマスキングです。
うっすらと塗っては5分くらい乾かし、うっすらと塗っては乾かしを3～5回繰り返してシミや色落ちを塗り潰します。
あまりしつこくやる気がしなかったので、ぱっと見で気にならない程度まで塗って終了しました。画像ではキレイに見えますが、よく見るとシミも色落ち跡もわかります。
表面の隠蔽力は強いのですが、染み込む塗料でないようで内側はそのままでした。
柔軟性があって折り曲げても塗面が割れたりシワ状に剥がれたりしないとの事でしたが、柔軟性はあって剥がれませんが、予想以上にゴワゴワした仕上がりでした。
サテン地などの薄い布の仕上がり加減がどうなるかは謎です。
ちなみにアクリルラッカー塗料等は布地には向きません。カチカチに固まってボロボロ割れてきますｗ 安価だからとホームセンターの缶スプレーなどで塗ってしまうと悲惨な目にあうので注意ｗｗｗ
とりあえず散々なコンディションだったしのぶのセーラー服は、ぱっと見では問題ない状態まで復活しました。
ホームセンターの缶スプレー程安価ではなく、よほど思い入れのある物以外を完璧に塗ろうとすると塗る物を新たに買い直すのと大差ない総額になりかねないが故に、非常に超高性能でありながらなかなか世間一般には浸透しにくい製品ですが、替えのない大事な物、愛着があって使い続けたい物の補修には必須のアイテムです。
染めQ、憶えておいて損はないと思います。
言い忘れましたが、 アクリルラッカースプレーと同レベルで独特の臭気が発生しますので、極力屋外で、近隣からクレームが来ないよう配慮して塗装するのが望ましいです。
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