☆☆うる星ラムちゃん☆☆ TBリーグ シームレスフィギュア化計画!

このブログは、うる星やつらのヒロイン ラムちゃんを、TBリーグ(旧ファイセン)のシームレス素体を用いて1/6スケールアクションフィギュア化してみようという企画です。

衣装で知ったフィギュアとドールの境界線

 

ということで、今回はTBリーグの衣装(アウトフィット)の考察です。

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  •  クールガール(アクションフィギュア)とドールの衣装(アウトフィット)の違い。

これまで、TBリーグのシームレス素体に着せられるサイズか否かという寸法的観点から、従来型と小ぶりなサイズのシームレス素体がある事などを説明してきましたが、アクションフィギュアとドールという位置付けに起因する衣装(アウトフィット)の違いもある事に気づきました。

こちらが、その衣装です。

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当方はフィギュア関連に潤沢に費用を出費できるほど裕福ではないので、フィギュア用の衣装は、主にヤフオクで中古品がまとめて出品されている品のうち、安価で落札できた品を入手してきました。欲しい品でなく落札できた品なので、上下が揃わない服やサイズが小さくて着せられないもの、ラムちゃんには似合わない服等も集まってしまいました。

 

この衣装はTBリーグの従来型にあつらえたように、サイズ的にはフィットするのですが、いざ着せてみると、何となく違和感があることに気づきました。


このように同じ素体にTBリーグ純正品?と、思われるヘッドをつけると違和感が強調されると思います。

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こちらがアクションフィギュア用衣装です。

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更にダメ押しで付属していたカチューシャ?ヘアバンド?とつけると顕著ですねw

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この衣装、アクションフィギュア用の服ではなく、ドール用の衣装だったのですね。


クールガール(アクションフィギュア)は、実物(架空の物でも)を縮尺した衣装なのに対して、ドール服の中には、12インチ(30センチ)ドールに合わせたデザインの衣装(30センチで1/1スケール)があるのですね。


なのでこの服も縮尺模型ではないので、前のボタンが大きめで、明快な白いリボンの縁どりも、12インチ(30センチ)ドールとして見た時にバランス良く見えるデザインだったのです。

 

サイズはピッタリで縫製は非常にしっかりしているのですが、着せるとお人形さんっぽくなってしまいます(というか、意図してお人形さんっぽいデザインにさせた服なので当たり前なのですが・・・w)

 

この辺りにフィギュアとドールの境界線がぼんやりと見えてきますね。


TBリーグ用の衣装には、サイズ的な適合性以外にもデザイン的に合う合わないが生じる可能性がある。という話でしたw

 

 

  • フィギュアの1/6とドールの1/6

当方はTBリーグのシームレス素体を入手してからまだ1年ほどで、それまでアクションフィギュアにもドールにも全く縁がなかったので、フィギュアとドールの区別もよく判らないのですが、フィギュアとドールの棲み分けはあるようですね。

 

ちなみに当方は引退して久しいとはいえ、長いこと車のプラモデルが趣味で、ミニカーや鉄道模型にも関わっていたので、縮尺の整合性がかなり気になる気質なので1/6スケールのアクションフィギュア寄りのスタンスです、ただフィギュアとドールの間に垣根を作らずに、ドール関連でも使えるものは使ってしまおうという考え方です。

 

とはいえ、ドールの世界での1/6や1/12スケールの定義には違和感をおぼえます。
ずっと車や鉄道模型のシーナリー(情景)などの縮尺模型を趣味としてきたので、1/6といえば実物のサイズの1/6の縮尺という感覚なのですが、ドールの世界の1/6スケールは、1/6というカテゴリーといった解釈で、必ずしも実物の1/6の縮尺ではないので難儀しますw

 

ブライス人形等が典型的な例で、3等身の頭でっかちでも1/6です。ドールの世界では、正確で忠実な寸法の縮尺より心情やイマジネーションが優先されるので、雰囲気が1/6なら1/6なのですw 正確な寸法よりイメージにマッチしたほうが1/6なのですww

 

1/12スケールのドールハウスで、作家さんが駄菓子屋の店先や八百屋さんの店先を作っていますが、どれも縮尺的にはオーバースケールで全然実物の1/12ではありませんw
更に作家としてのオリジナリティを出すために過度のデフォルメが施されています。ドールの世界ではこのデフォルメこそが味で、単に実物を忠実に再現しても無味乾燥でつまらないのですが、縮尺模型としては失格ですwww

 

当方は以前一時期、仕事で建築模型等も製作していたので、それこそ建築模型では図面に完全に忠実な縮尺寸法でないと絶対に許されないので、イメージや雰囲気で1/6としてしまう感覚がちょっと受け付けられませんw

 

この解釈の差で困ってしまうのは、ドール関連の小物が1/6スケールと称して販売されている場合です。
当方は1/6スケールのオートバイは複数入手しましたが、1/6スケールの自転車も欲しくなり、探して入手しましたが、まさにドールの世界の定義での1/6で、まるで実物の1/6の縮尺ではありませんでしたwww

 

この辺りの、実際の寸法に忠実な縮尺をリアルと感じるか、自分のイマジネーションや心象世界に忠実なものをリアルと受け取るかによって、アクションフィギュア寄りの人かドール寄りの人かに分かれていくようですね。

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※今回の画像で使用しているTBリーグPHMB2019-S28Aが楽天でディスカウントされていました。楽天ポイント利用者はチャンスかも? 


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