経年劣化で裂けてしあったTBリーグS24Aシームレス素体を補修出来ないか試行錯誤しましたが、その時見つけた動画です。
能書きはさておき、YouTubeで見つけた動画です。
見た目がちょっと胡散臭いかも知れませんが、内容はマジメですw
動画は1/1スケールのラブドールですが、シームレス素体も近似した素材なので応用可能かと思います。
ちなみに当方はダイソーのシリコーンは試しましたが失敗、瞬間接着剤は試しておらず試す予定も今のところはありません。
なので当然ながら絶対失敗しないとは断言出来ません。
試してみる方は自己責任でお願いします。
この動画では二種類の素材が補修用に紹介されていました。
- 信越シリコーンシリコーンシーラントKE45T
- アロンアルファExtraゼリー状
信越シリコーンシリコーンシーラントKE45T
もし相手が純粋なシリコーンであれば、シリコーン同士が完全に融着する事は当方も実際に経験しています。
十数年前、博物館や展示施設に展示する模型を製作する会社に勤めていました。
当時原型を製作して二液性のシリコーンで型取りし、二液性のポリウレタンレジンを注型して複製品を作ったりしました。
その際シリコーン型に、硬化してしまったシリコーンや使い古して破損したシリコーン型を賽の目にカットしておいた物を嵩増し用に混ぜ込みましたが、硬化後は見事に一体化していました。
シームレス素体は、広義ではエラストマー樹脂ですが具体的な成分は知りません。
純粋なシリコーンなら完全融着しますが、どう考えても色々な成分を調合している筈なので、成分によって接着力は異なると思います。
アロンアルファExtraゼリー状
瞬間接着剤が有効とは知りませんでした。
素材に喰いつかず、接着剤だけが固まりになってポロッと取れてしまうイメージがありました。
実際に試さずに予測だけで話すのは良くないことですが、腋の下のように広範囲に伸縮して動く部位は、元々全域のエラストマー樹脂が伸縮する事で動きをカバーしていた物が、一ヶ所だけ固めてしまうと、接合面に多方向の張力が掛かって接着が剥がれてしまったり、前回のセメダインXGのように既に劣化している直近の部位が次々と裂けてしまうかも知れないと言った問題は、予め想像しておいたほうが良いような気がします。
あと、これらのシリコーンシーラントや瞬間接着剤は空気中の湿気に反応して硬化するので、使用後の保管時にチャック袋に入れる等、空気に触れないようにしないと気付いたら固まっていて使えないというパターンに陥りがちなので注意が必要です。