TBleagueのS24Aを、似た系統のS26A・PHMB2019-S32Aと比較しながら紹介していきます。
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S24A・S26AとS32Aは三姉妹?
一番新しいPHMB2019-S32Aの、アマゾンの販売ページの説明文に
TBリーグのボデイより2次元・漫画風の感じが強く、日本の漫画人物へのコスプレに対してはオススメとなります。
引用元
[Lily] TBLeague 1/6スケール フィギュア 長い脚 女性 素体 ボディ グラビアモデル素体セット PHMB2019-S32A 白肌色 29.4cm
とあるように、S32Aはアニメ系ヘッドとのマッチングも意識したデフォルメを施された素体かと思われますが、今回紹介するPLMB2018-S24Aや以前紹介したS26Aも同系統の素体に思えます。
パッケージは従来通りです。
型番・肌色・バストサイズはパッケージ左上で確認します。S25Bが同型のサンタン肌色となります。
ブリスターはこんな感じ。従来同様に差替えのハンドパーツとフットパーツが同梱されています。まだ取説は同封されていなかった記憶があります。
繰り返しますが、ヘッドは別売りで撮影の為衣装は着けましたが、製品は素体のみとなります。
左からS32A・S24A・S26Aと並べています。左端のPLMB2018-S32Aが大きく見えますが、S32Aが従来のTBリーグの素体サイズで、S24A・S26Aが小柄です。
サイズは大中小ですが、素体のフォルムは拡大/縮小コピーしたように相似しているように思えます。
アジアン体型と称してリリースされたS24A・S26Aですが、S26Aに推定1/7スケールのBOMEのラムちゃんのヘッドが素体とのバランス的に合っているように、従来型素体が1/6スケールなのに対して1/6.5~1/7スケールといった印象です。
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S24Aに適合するヘッドは?
S24A・S26Aはオビツやアゾン等のドール系の関節可動素体を意識したサイズのように思います。
S24Aは、海外製の既製品ヘッドだと微妙に大きめな印象で、なで肩だと頭でっかち、いかり肩状態にしてバランスがとれる感じでしょうか?S26Aに海外製の既製品ヘッドは明らかに頭でっかちです。
しかもジョイントの球体のサイズが異なるので何らかの対策を施さないと、そのままでは装着できません。
作家の描いたオビツのカスタムヘッドが市販のヘッドの中では最も素体とのバランス的に合っているように感じます。S26Aだと肩幅をいかり肩状態にしないと微妙に頭が大きい気がします。
別記事で何度も述べていますが、S24A・S26Aは首・腕・脚のジョイント部分の球体の径が、従来のTBリーグのシームレス素体より小径で従来品と互換性はありません。
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衣装も創意工夫が必要です。
衣装は従来型素体用の既製品だと、S24Aでユルめで着せられるけれどもブカブカ。S26Aだと完全にブカブカといった感じです。
画像の水着はS32Aは従来型素体用と思われる既製品。S24Aは詳細不明、S26AはアゾンののピュアニーモS用ですが、黄色いビキニのボトムはS24Aに着せるとユルく、S26Aだとブカブカ。ピュアニーモS用はS26Aに無理やり着せていて既に生地がのびのび状態で、S24Aには小さすぎて着せられません。
S24Aに着せる衣装は、多少ユルくても気にならないデザインの従来型素体の既製品、もしくは縫製可能なかたは、既製品を部分的に若干詰めて使用するか、タカラトミー正規品のジェニー用や汎用の社外品のバービー用(マテル正規品は装着不能)から腕・脚が通せそうなデザインの衣装をチョイスして着せる等の工夫が必要となります。
以前紹介したスケバン刑事の南野陽子のセーラー服がピッタリ(靴・ソックス以外)
S26Aにマーミットの夏服ラムのセーラー服が着せられました。
このようにS24A・S26Aの衣装に関しては、自作や作家さんへのオーダーメイド以外では試行錯誤して着せられる衣装を探し出す必要があるので、コレを創意工夫とアイデアで着せられる服を見つけ出す楽しみと捉えられる人向きで、買ってもサイズが合わない服も出てくる可能性はある為に、サイズが合わない服を一着でも買いたくない人や絶対失敗したくない人にはあまり向かないかも知れません。
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その他
ボトムの衣装で隠れて見えなくなる部分の表現は、S24A・S26A・S32A共にすべて具象的な彫刻が施されています。